5月16日(木)
今日は、裸婦の人物画デッサンをご紹介します。
2024年5月9日は、美術クラブの人物デッサンの教室でした。
モデルは立ちポーズで、右足に重心をかけて立っていました。
このため、骨盤は左に傾くので左足が余って、膝が折れます。
骨盤が左に傾くと、上半身はバランスをとるために右に傾くので肩は右が下がります。
そうすると、首はまたバランスをとるために左に傾きます。
全体をみるとS字のような形にバランスを保って立っていること気づきます。
しかし、それに気づいても、そのとおりに描けるかどうかは別で、図り棒を使って頭、肩、骨盤、膝、足などの位置や傾きを正確に測って20分×2回=40分で描きあげます。
でも、描いていて面白いのは、4分で描き上げるクロッキーの方です。
頭で考えないで、見ているそばからドンドン線を描いて、仕上げていきます。
間違った線でも、消さずに次から次に描いて正しい線を見つけていくことで、短時間でも人物全体を捉えることができます。