海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

沖縄県本部町 備瀬のフクギ並木と民家

ヴィフアール水彩紙 荒目 F4 透明水彩

4月26日(金)
 今日は、沖縄県本部町 備瀬のフクギ並木と民家のスケッチをご紹介します。
 先週4月16日から沖縄県本部町に旅行に来ていて22日の月曜日は、レンタカーでホテルから10分ぐらいの備瀬のフクギ並木に行ってきました。

 ここは、昨年参加したミステリーツアーで初めて訪問して、沖縄らしい風情の残っている良いところだなという印象がありましたが、何せバスツアーなのでフクギ並木のほんの入り口辺りを歩いてもう次の観光地へ、という感じでとても物足りなく思いました。
 なので、今回は団体行動の必要が無いので、妻とゆっくりと並木道を散策してから備瀬岬のビーチに出ると、とても綺麗なシュノーケルポイントがあることに気づきました。
 もし次に来た時には、ここでシュノーケルを絶対にしたいな思いながらホテルに帰ってきました。
 寝る前に、今日の備瀬のフクギ並木と沖縄らしい赤瓦の民家を入れた構図でスケッチを始めました。
 フクギ並木の影と民家の日向を入れることで、並木がここで生活するうえで貴重な日陰を提供していることが一目瞭然でわかるようにしてみました。
 また、フクギ並木は日陰だけでなく、海からの強い風や台風などからも家屋や人々の生活を守る役目を果たしています。
 

そんな、沖縄の人たちにとってとても大切な並木を描いてみました。

沖縄県本部町(もとぶちょう) 海洋博公園から望む伊江島(いえじま)タッチュー

ヴィフアール水彩紙 荒目 F4 透明水彩

4月25日(木)
 今日は、沖縄県本部町 海洋博公園から望む伊江島タッチューのスケッチをご紹介します。
 先週の4月15日月曜日から妻と沖縄県本部町に旅行に行っていました。
 翌日の16日はホテルからすぐ近くの海洋博公園の美ら海水族館に行ってきました。
 沖縄には割とよく行っていましたが、美ら海水族館を訪れるのは久しぶりで、圧巻の巨大水槽のジンベイザメやマンタ、クロマグロギンガメアジたちがゆったりと泳ぎ回る姿は、何回見ても凄いなと思います。
 黒潮の海と名付けられた巨大水槽の前のシアターのようなベンチで、しばらくはボーっと二人で眺めていました。
 さて、スケッチの方は水族館を出てから駐車場に行く途中で振り返って海を見ると水平線には伊江島という本部半島の西海上5kmに浮かぶ島が見えます。
 この島には東部にそびえる尖った城山(グスクやま)があり、通称「伊江島タッチュー」と言われていて誰が見てもすぐにわかるシンボルになっています。
 この島を遠景に入れた写真をもとに、ホテルに帰ってから部屋で夕飯を食べた後に、スケッチを始めました。
 手前には公園のハイビスカス、琉球瓦の東屋、園路で島を眺めている親子連れを入れて水平線には伊江島タッチューを配した構図で約1時間で仕上げました。
 描いている途中でも、今日の水族館でみた魚の種類や途中で夕飯の買い物をしたことや、明日は何処に行こうか、などなど妻との会話は途切れません。

 時々絵に集中して上の空になってしまわないように自分では十分に注意しているつもりですが、時々的外れな答えをしてしまいます。

 そんな時でも旅行の時は妻も多めに見てくれているようでした。

鶴見区 總持寺の冬の桜木観世音菩薩

ヴィフアール水彩紙 荒目 F4 透明水彩

4月24日(水)
 今日は、鶴見区 總持寺の冬の桜木観世音菩薩のスケッチをご紹介します。
 2021年1月24日の日曜日、いつものようにスケッチブックを片手に、近所の總持寺に出かけました。
 總持寺に来ると大祖堂や佛殿を描くことが多いのですが、この日は宝蔵館の横から駐車場への階段を下りてみました。すると駐車場のフェンスの切れるあたりに観音菩薩像が見えてきました。
 今まで、何度も来ていましたがまったく気づきませんでした。
 よく見ると、桜木町事故で無くなられた方々の慰霊碑でした。
 桜木町事故とは、1951年4月24日に当時の国鉄(現・JR)京浜東北線の5両編成の電車モハ63形が桜木町駅に進入する直前に先頭車のパンダグラフが、断線して垂れ下がっていた架線にからまってショートしてしまい車両火災が発生しました。
 火は瞬く間に広がり死者103名、重軽傷者95名の大惨事となりました。

 この事故の犠牲者の方々のご冥福を祈って1952年4月24日に桜木観世音菩薩が建立されました。
 この観音菩薩像までの小道には冬の日差しを受けて木々の影が長く落ちていて、冬の散歩道の雰囲気でした。
 ちょうど70年前に起きた凄惨な鉄道事故を思い起こす人は少ないと思いますが、横浜では鶴見事故桜木町事故は、両親からも聞かされ語り継がれてきた事故として私の記憶にも残っています。

静物画 手回しの道具と水差し

アルッシュ水彩紙 荒目 F15 透明水彩

4月23日(火)
 今日は、手回しの道具と水差しの静物画をご紹介します。
 以前参加していたカルチャーセンターの水彩画教室では、先生が静物画のモチーフを用意してくれます。
 2019年1月29日の教室では、何に使うのか分からないのですが、手回しのハンドルがついた道具と銅製の水差し、濃い青の瓶と白いボトル、黄色とオレンジのカボチャとレモンを紫の布の上に先生が配置してくれてありました。
 他にもモチーフはありますが、今日はこの道具と水差しを主役にした絵を描こうと決めてイーゼルとアルッシュの水彩紙を用意します。
 少し古びたハンドルのある何かの道具はデッサンに狂いがあるとすぐにわかるので、四角い立方体と円形の補助線を引いてから形をとりました。

 後ろの水差しは注ぎ口の形や胴体の曲線がとても難しく、また色彩では錆で赤茶色になった銅の暗さと映り込みの様子などの描き分けを意識していました。
 マネキンの時と同様に紫の布が、白い布との対比で全体を引き締めてくれているなと思いました。

人物画 裸婦のクロッキー(3ポーズ)

世界堂クロッキー帳(50㎝×66㎝) チャコール鉛筆

4月22日(月)
 今日は、裸婦のクロッキーをご紹介します。
 このモデルは3月20日にご紹介したブログのモデルと同じ方でした。
 やはり良いモデルは描き手としても力が入ります。
 4分間のクロッキーで、モデルがギリギリ耐えられるきついポーズをとってくれて、それを描き手がどのくらい受け取って絵に表現できるのか、という力比べみたいなところがあります。
 足を大きく開いて手をつくポーズは、斜め後ろから見てもとても迫力があります。手前の足は大きく見えて、頭は小さく、それだけで奥行きも感じるように描きました。
 逆に両手を前について体重を支えるポーズは、頭が大きく見えて足は小さく見えます。また右手は肩から二の腕にかけて力が入っている様子を描いてみました。
 膝をつくポーズも胸をそらせて、手を頭にのせて顔もひねって、4分間だからできるポーズだと思います。
 モデルの意気込みに応えるように描くためにはデッサン力をつけるしかないです。

 

人物画 緑色のスカートを履く女性

ワトソン水彩紙 荒目 F15 透明水彩

4月21日(日)
 今日は、緑色のスカートを履く女性の人物画をご紹介します。
 今日のモデルはショートヘアで黒のタートルネックに緑色の長めのスカートを履いていました。
 背もたれに右ひじをかけて、足は右足を組んでいるので上体は左にひねって座っています。
 光は、右奥から当っているため逆光気味になっています。
 こういう体の動きをしているな描く前に最初に確認してから、鉛筆の下書きでは服で見えない体の関節や捻りの具合を描いて、それから服を着せます。
 そうすることで、不自然なところから足や手が生えていなくて、自然な関節の動きに合わせた服の皺を描くこともできます。
 色彩としては、黒は黒ではなくて、今回は紫色で黒を感じるように描いてみました。
 スカートのプリーツと光の当たり具合を観察して、プリーツらしい影を入れました。
 最後に椅子やその影を入れて、女性の頭を描いて、似てるかどうかは別としてその女性から感じる雰囲気を表現できればと思って描きました。

千葉県君津市 君津市民文化ホール近くの水田

ヴィフアール水彩紙 荒目 F4 透明水彩

 4月20日(土)
 今日は、千葉県君津市 君津市民文化ホール近くの水田のスケッチをご紹介します。
 2019年4月20日土曜日は、君津市民文化ホールにおいて「オーケストラで歌う青春ポップスコンサート」があり、数々のヒット曲を持つ太田裕美渡辺真知子庄野真代によるジョイントコンサートでした。

 今回で37回目の開催でした。私の世代はこの3人の絶頂期と重なり、それは妻とも重なります。なので今回は珍しく私がチケットの手配をして妻を誘いました。
 コンサートは予想通りにとても懐かしく、青春の日々を思い起こすのに十分なインパクトでした。
 会場には同年輩の方たちがたくさん詰めかけていました。
 さて、スケッチの方は、君津市民文化ホールに早めに車で来て、まだ時間があったので近くを二人で散歩しました。

 その時に水田の周りを歩いている時にトラクターで田を耕している様子を見ました。水面に映る田んぼの様子がとても綺麗で急いで写真を撮りました。
 家に帰って、田んぼの水面の微妙なトーンと渡辺真知子の迷い道を思い出しながらスケッチしていました。