4月19日(金)
今日は、鶴見区 三ッ池公園の上の池のスケッチをご紹介します。
2018年4月15日の日曜日、三ツ池公園にスケッチに出かけたもののサクラはみんな散っていて、さて何を描こうかと園内をモチーフ探しで歩いていました。
日差しもあまりない薄曇りで、上の池に来ると常緑樹の濃い木陰が池に映っていました。池には睡蓮がズラーッと葉を広げています。
影と光の境界線がくっきりしていて、花はなくても面白い構図かなと思って、スケッチブックを広げて描き始めました。
幸い、生垣の上にスケッチブックを広げるとちょうどいい高さなのでとても便利です。
出来上がりを見てみると、明暗の対象は面白いのですが、ハーフトーンのところを微妙に描いているので、まるで霧が立ち込め始めたような怪しい雰囲気になりました。これもまた、面白い効果だと思います。
鶴見区生麦 鶴見川河口干潟の貝殻浜
4月18日(木)
今日は、鶴見区生麦 鶴見川河口干潟の貝殻浜のスケッチをご紹介します。
2022年4月19日は火曜日で、ボランティアもデッサン会もありません。もちろん仕事もないので、自転車に猫の餌とスケッチブックをもって出かけました。
まず、家の近所の地域ネコのところに行って餌をあげて世話をして、ひとしきり遊んだら今度はスケッチです。
鶴見川に出て、河口干潟の貝殻浜に行くと、この時間帯は思いっきり潮が引いていて普段見えない干潟が見えていました。
もともと生麦とは「生むき村=生麦村」が転じて、現在の地名である「生麦」となったようです。
この生麦では明治から昭和にかけてミル貝などの生貝が多く獲れていたことから、養殖が盛んになって貝類のむき身で生計を立てていた家も多かったそうです。
そして、ひたすらこの貝を剥がす作業だけを行う「剥き屋」という仕事もできました。
当時、むき身が剥がされて用無しとなった貝殻は、みんなこの鶴見川に捨てられていたことから、鶴見川河口干潟に貝殻浜という浜辺ができました。
また2010年頃までは生麦で唯一の貝類を剥いて加工する会社もあったそうですが、現在では生麦地域で「剥き屋」をやっている会社はなくなってしまいました。
それでも引き潮で露出した干潟では、この日も何人かの人たちが貝を採っているようでした。
そんな歴史を考えながら、たくましく貝を採っている人たちを入れた干潟の貝殻浜をスケッチしてみました。
箱根町強羅 強羅公園のヒマラヤスギ
4月17日(水)
今日は、箱根町強羅 強羅公園のヒマラヤスギのスケッチをご紹介します。
昨年の2023年4月11日から1泊2日でカルチャーセンター時代の仲間5人と春のスケッチ旅行として箱根に出かけました。
強羅公園には、箱根登山鉄道の強羅駅からケーブル線に乗り換えてひと駅の「公園下」駅から歩いて園内に入りました。
昨年11月の秋にも別のグループのスケッチ旅行会でご紹介しましたが、強羅公園は箱根内輪山の中腹に位置しているため、園内には勾配の大きい坂や階段が随所にあって、歩くのは大変ですがそのかわり見晴らしはとても良くて外輪山の明星ヶ岳のほか、晴れた日には遠くに相模湾や三浦半島を望むことができます。
私は、この時の訪問が初めてだったので、とりあえず一番上まで行ってみて、中心にそびえるヒマラヤスギをドンと真ん中に配置して、手前にローズガーデンのバラを、遠景には春の外輪山の山々を入れて描いてみました。
バラはあいにく、まだ咲いていなくて赤っぽい葉が茂っていました。
描き手としては春を感じられる絵を描きたかったのですが、箱根の4月初めはまだ花はあまり無くて、芽吹いたばかりの新緑の黄色がかった葉が多くて、描くのが難しいなと思っていました。
中区 横浜公園のチューリップとスタジアム2
4月16日(火)
今日は、中区 横浜公園のチューリップとスタジアムのスケッチをご紹介します。
昨日、ご紹介した横浜公園のスケッチ1枚では描き足りなかったので、もう一枚ご紹介します。
スケッチを描き終えて、絵具も洗ってさて帰ろうかとリュックをしょって、横浜公園を出てみなと大通りを歩いて行くと、公園外側の歩道から園内を観た時の眺めがとても良いところがありました。
手前に垣根が無いので、直接、黄色や紫、ピンクのチューリップが良く見えて、その向こうには横浜スタジアムと日本庭園の木々とビルが見えていて絶好のスケッチポイントに思えました。
横浜スタジアムのスタンドではベイスターズを応援している観客まで良く見えています。
公園の外構は、ちょうど立って描くのにいい高さの石積みになっていたので、そこにスケッチブックと絵具を広げて、1枚目に描いた構図のちょうど反対側からの構図で描くことにしました。
ここでも、主役はチューリップ、あとは太く成長した木々やあふれかえる観光の方たちも描き入れて、遠景の木々やビルを入れれば完成です。
1時間弱で描き上げましたが、ここは1枚目と違って背中からチリチリと暑い4月の日差しを受けながらのスケッチになりました。
中区 横浜公園のチューリップとスタジアム
4月15日(月)
今日は、中区 横浜公園のチューリップとスタジアムのスケッチをご紹介します。
昨日の日曜日は、天気が良くて気温も高く絶好のスケッチ日和でした。
サクラの次は横浜では4月6日(土)から4月30日(火)にかけて「よこはま花と緑のスプリングフェア」が開催されています。
イベント会場のひとつである横浜公園では毎年多くの人を魅了する70種10万本のチューリップが綺麗に咲いています。
早速、スケッチブックを持って出かけましたが、関内駅は横浜スタジアムでベイスターズの観戦に訪れた人たちも混ざって大変な混雑でした。
やっと横浜公園に入るとたくさんの観光の方たちが色とりどりのチューリップを堪能されていました。そこで中心から少し外れた日本庭園付近の細い園路の端っこで描き始めました。
黄色とピンク、赤のチューリップが木漏れ日の中で綺麗に咲き誇っている様子を主役にして、背景に横浜スタジアムと旧市庁舎を入れて、あとは園路にあふれるほどの人たちを描き入れてスプリングフェアの雰囲気を出してみました。
人物画 幾何学模様のスカートを履いた女性
4月14日(日)
今日は、幾何学模様のスカートを履いた女性の人物画をご紹介します。
先週木曜日は美術クラブのデッサン会でした。
モデルは、柔らかいライトブルーのカーディガンと黄緑、緑、青、紺などの各色が幾何学的に模様をつくるスカート、白いパンプスを履いて、椅子にゆったりと座って前で両手を組むポーズをとられました。
昨日、ご紹介した人物画でも悩んだ、明るい側に色の濃い色の生地、影側に明るい色の生地のときにどうやって表現するか、について、今回もそれと同様なスカートでした。
光は今回は右側から当たっていることにしました。このためモデルの右側面の肩から胸、腿にかけて明るく、左側面は下地の色を塗ってから、乾かないうちに影色を塗り、スカートは複数の色の幾何学模様ですが、まず青緑色を濃いめに溶いて影色と皺を描き込んで立体の表現を先に行いました。
顔や足も描いて、最後にスカートの固有色の模様を黄緑や紺色で描き足しますが、光の当たっている右側は水を多めに薄く溶いて明る目に、膝から下は手前に出ている影側になるので鮮やかで強い影色を、左側面の腰から腿は、影側なので模様をはっきりとは描かずに省略気味にしました。
水彩画のテクニックは色々とあると思いますが、人物画の時は、限られた時間内で出来るだけモデルを観察して、モデルから受ける印象のようなものも絵の中に描き込めたらなと思っています。
人物画 花柄のブラウスを着た女性
4月13日(土)
今日は、花柄のブラウスを着た女性の人物画をご紹介します。
先月21日の木曜日は美術クラブの人物デッサン会でした。
花柄のブラウスと二色のデニム生地をつなぎ合わせたようなジーンズに赤い靴のモデルでした。
椅子に座りポーズで、背もたれが無いので左手で体を支えているため、重心は全体に左手と左足にかかっているポーズでした。
室内の光は、色々な方向から来ていますが、一応左上から当たっている光線を主体にすることにしたので、左手や左足の左側面は影色を全体に入れていきます。
しかし、モデルの二色デニムの濃い色が光の当たっている側になっていて、濃いけど明るい、逆に影側は色の薄いデニムだけど影色にするという難しい表現になっていました。
同一色であれば、光が当たっている側は水を多くして薄く塗れば明るくなり、影側は逆に水を少なめにして固有色に混色して暗くすれば影になります。
しかし、この固有色の違いと光と影をどうやって表現すればよいか悩みました。
時間もないので、見えるとおり感じるとおりに描いてしまいましたが、今考えると、固有色の違いは置いといて、とりあえず立体としての光と影、皺などを優先してブルーで描いて、まず光で見えてくる立体を表現してから、そのあとで固有色の違いをブラウスの花の模様を描くの同じように補足して描いていくぐらいで良かったのかなと思いました。