海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

人物画 花柄のブラウスを着た女性

ワトソン水彩紙 荒目 F15 透明水彩

4月13日(土)
 今日は、花柄のブラウスを着た女性の人物画をご紹介します。
 先月21日の木曜日は美術クラブの人物デッサン会でした。
 花柄のブラウスと二色のデニム生地をつなぎ合わせたようなジーンズに赤い靴のモデルでした。
 椅子に座りポーズで、背もたれが無いので左手で体を支えているため、重心は全体に左手と左足にかかっているポーズでした。
 室内の光は、色々な方向から来ていますが、一応左上から当たっている光線を主体にすることにしたので、左手や左足の左側面は影色を全体に入れていきます。
 しかし、モデルの二色デニムの濃い色が光の当たっている側になっていて、濃いけど明るい、逆に影側は色の薄いデニムだけど影色にするという難しい表現になっていました。
 同一色であれば、光が当たっている側は水を多くして薄く塗れば明るくなり、影側は逆に水を少なめにして固有色に混色して暗くすれば影になります。
 しかし、この固有色の違いと光と影をどうやって表現すればよいか悩みました。
 時間もないので、見えるとおり感じるとおりに描いてしまいましたが、今考えると、固有色の違いは置いといて、とりあえず立体としての光と影、皺などを優先してブルーで描いて、まず光で見えてくる立体を表現してから、そのあとで固有色の違いをブラウスの花の模様を描くの同じように補足して描いていくぐらいで良かったのかなと思いました。