海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

人物画 ベッドに座った裸婦

アルッシュ F20 荒目 透明水彩

1月19日(金)
 今日は、ベッドに座った裸婦の人物画をご紹介します。
 以前通っていたカルチャーセンターの水彩画教室では、今の美術クラブと同様にヌードのモデルさんを水彩で描く機会がありました。
 2020年9月1日も、いつも来ていただけるモデルさんが白い布の上で座ったポーズをとってくれました。
 私は逆光気味の光が好きなので、実際のモデルさんには色々な方向から光が当たっていますが、あえて左奥から当たっていることにして描き始めました。
 このため、顔の左側、立てた右足の内側、体を支えている左手、左の乳房から左側面全体を影側としてとらえて下地に暗い色を置いて行きます。

 でも、それだけでは生きている感じがしないので、鼻や肩、膝など骨格の重要なパーツでハイライトで光っているところのすぐ横には、暖色系で血液を連想する赤やオレンジの強い色を入れてメリハリと生気を与えます。
 また、いつもだと背景は具体的には描かずに、抽象的な色彩で奥行きや空気感を感じるような描き方をしています。が、今回は、白の布や向こうのパーテーション、床まで具体的に描いていて空間としてこういう部屋にいるということを見る側に伝えたかった。のだろうと思います。