3月1日(金)
今日は、ブーツを履いた女性の人物画をご紹介します。
1月25日は、美術クラブのデッサン会でした。
モデルは黒いブーツを履いて、タートルネックのセーターにプリーツスカートを着ていました。
鉛筆の下書きから始めますが、図り棒を使って片目をつぶって上下の中心はどこか、ちょうど左ももでスカートが折れているところだとか、左右の中心はここだとか、ここの長さは顔の長さの2倍とか、ポイントになる位置を計測してあらかじめ印をつけてから描き始めると大きな狂いも少なく、思った通りの位置に描くことができます。
また、着衣の場合は、見えていなくても組んだ足の様子はこうかなと描いてみて、その上にスカートを履かせてその膝の位置からスカートの皺を入れていくというような描き方をしています。
こうすることで、どっちの膝が上に来ているのかわからないとか、骨盤と2本の足の繋がっている位置がおかしいというようなことはなくなると思います。
鉛筆の下書きを終えると、今度は水彩絵の具で光を意識して色を塗っていきます。教室の天井にはいくつもの照明がついていますが、この絵なら光は左から当たっているという決めにして、モデルの左側面を影側にして塗っていき、細部の仕上げをすれば完成です。