海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

静物画 花瓶のバラ

ヴィファール水彩紙 F6 荒目 透明水彩

10月9日(月)
 今日は、バラの静物画をご紹介します。
 地区センターの水彩画教室では、いつも静物画を描きます。
 この日のモチーフは、先生が描かれた花瓶に刺したバラの絵を模写することとしました。
 簡単に鉛筆で下書きをして、主役の花を右下の花に決めて描くことにしました。下地の色として花びらの色のピンクと紫を画面全体に色の変化をつけながら塗っていきます。また、花瓶や床は黄土色や紫を薄く置いて行きます。
 主役の花の形はまわりの葉や茎の影色を描いて決めていきます。他の花は脇役なので、やや暗めで、後ろの花はほぼシルエットぐらいで表現します。その時、花の白さを浮き上がらせるため、背景を同系色で暗く落としていきます。こうすると、比較の問題として花の白さを感じることができると思います。
 脇役の花の輪郭はややぼけているぐらいにして、主役の花と花瓶に映る影をシャープに描くことで、見る側の視線が主役の花に行けば描き手の狙い通りとなります。