4月18日(木)
今日は、鶴見区生麦 鶴見川河口干潟の貝殻浜のスケッチをご紹介します。
2022年4月19日は火曜日で、ボランティアもデッサン会もありません。もちろん仕事もないので、自転車に猫の餌とスケッチブックをもって出かけました。
まず、家の近所の地域ネコのところに行って餌をあげて世話をして、ひとしきり遊んだら今度はスケッチです。
鶴見川に出て、河口干潟の貝殻浜に行くと、この時間帯は思いっきり潮が引いていて普段見えない干潟が見えていました。
もともと生麦とは「生むき村=生麦村」が転じて、現在の地名である「生麦」となったようです。
この生麦では明治から昭和にかけてミル貝などの生貝が多く獲れていたことから、養殖が盛んになって貝類のむき身で生計を立てていた家も多かったそうです。
そして、ひたすらこの貝を剥がす作業だけを行う「剥き屋」という仕事もできました。
当時、むき身が剥がされて用無しとなった貝殻は、みんなこの鶴見川に捨てられていたことから、鶴見川河口干潟に貝殻浜という浜辺ができました。
また2010年頃までは生麦で唯一の貝類を剥いて加工する会社もあったそうですが、現在では生麦地域で「剥き屋」をやっている会社はなくなってしまいました。
それでも引き潮で露出した干潟では、この日も何人かの人たちが貝を採っているようでした。
そんな歴史を考えながら、たくましく貝を採っている人たちを入れた干潟の貝殻浜をスケッチしてみました。