7月8日(土)
今日は、美術クラブの有志スケッチ会で西区みなとみらいにある帆船日本丸をスケッチしてきました。
私が参加している美術クラブでは、月に3回人物画のデッサン会を行っています。また、デッサン会とは別に、私が企画して月に2回、希望者が集まって有志スケッチ会と称してスケッチに出かけています。
今回スケッチしに来た帆船日本丸は、1930年に建造された練習帆船で、1984年までの約54年間で地球を45.4周(延べ183万km)を航海して、11,500名もの実習生を育ててきました。その日本丸を横浜市の誘致で国から譲り受けて1985年4月に、西区みなとみらい21地区の石造りドックに現役当時のまま保存して、一般公開をしています。また、船の生活を体験する海洋教室やすべての帆をひろげる総帆展帆などを行って帆船のすばらしさや楽しさを伝えています。
私がまだ、若かったころに、ちょうど誘致を受けたばかりで、日本丸の管理や海洋教室の開催などを行うための国の職員を割愛して採用する仕事をしていたことがありました。もう何十年も前の話しですが、何年経っても日本丸をみると、とても懐かしくその頃のエピソードが思い出されます。それにしても、帆船日本丸の姿が横浜市に誘致されたあの頃と、何一つ変わっておらず、とても丁寧に管理され、大切に扱われているんだなと感心します。そんな思いを込めてスケッチをしてみました。