3月7日(木)
今日は、横須賀市西浦賀の浦賀の渡しと浦賀港のスケッチをご紹介します。
昨日ご紹介した浦賀ドックのスケッチをした後、まだ時間があったので浦賀通りを歩いて行くと、まもなく西渡船場(浦賀の渡し)が見えてきます。
絵の中の左下にシルエットで見える小さなポンポン船が、浦賀の深く切り込んだ入り江を3分で結ぶ渡し舟です。
この渡し舟は、浦賀奉行が置かれて間も無い1725年頃から行われていたらしく、公営交通としても1878年には東西の浦賀の町内会連合会が共同で運営したのがはじまりで、現在は横須賀市が交通事業として運営していましたが2022年に民間事業者に譲渡したようです。
時刻表は無くて渡し舟が対岸にいるときは呼び出しボタンを押すとすぐに来てくれます。乗船料は現在は大人400円となっていますが、6年前のスケッチの時は150円ぐらいだったように記憶しています。
さて、スケッチとしては海面がキラキラと逆光で光っていて、遊歩道の親水護岸の奥に浦賀港が見えています。大型の船舶が岸壁に並行ではなく縦に何隻も停泊していて、シルエットでよく見えます。
その奥には浦賀港の入り口にある燈明崎(とうみょうざき)を入れて港の奥行きを表現してみました。
ちなみに燈明崎の先端には1648年に江戸幕府が築造した和式灯台を復元した燈明堂があります。