海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

横須賀市浦賀 浦賀ドック

モンバルキャンソン F4 透明水彩

3月6日(水)
 今日は、横須賀市浦賀浦賀ドックのスケッチをご紹介します。
 2018年3月4日の日曜日は、朝から天気が良くてスケッチブックを持って出かけてきました。
 京浜急行に乗ってから、何処で降りるかを決めることもあります。きっとこの日も行き当たりばったりで浦賀駅で降りたのかもしれません。
 浦賀と言えば、1853年のペリー来航で江戸幕府が「大船建造の禁」を解いて浦賀造船所を設置したのが始まりで、1859年には日本初のドライドックが完成し咸臨丸の整備などが行われました。
 その後1899年にはレンガドックが建造され2003年に閉鎖されるまで1,000隻以上の船の製造や修理が行われてきた歴史ある造船所です。
 2021年3月に施設及び周辺部が住友重機械工業から横須賀市に無償で寄付され、現在はドックの活用方法等を検討中のようです。
 6年前に訪れた時は、まだ住友重機械工業の所有だったため、中には入れず近くの護岸からのスケッチになりました。
 大きな建物は機関工場で船のエンジンを取り出して修理していたようです。また左側の塔は、レンガドックの脇にあるハンマーヘッドクレーンですが、既にクレーン部分は撤去された姿でした。

 20トンまで吊り上げられたそうですが、いずれの施設も翌年の2019年には老朽化で取り壊されています。
 スケッチしている時は意識していなくても、無くなってみるとやはり描いておいて良かったなと思います。