8月7日(水)
今日は、椅子に座る裸婦の人物画をご紹介します。
2018年8月7日(火)、以前通っていたカルチャーセンターでは、紫の布をかけた椅子に座る裸婦のデッサンでした。
人物のデッサンの時は、いつも照明を考えて陰影をどうつけて行くかと考えます。
教室の天井には、いくつも照明がついているので一方向からの光や影にはならないのですが、そのとおり描くと、陰影がつけにくく立体感や奥行きを表現するのが難しくなってしまいます。
このため、いつも、光は一方向から来ているということにして描くことにしています。
今回のポーズでは、モデルは上半身を右側にひねって左肩を前に出すようなポーズをとっています。
なので、光も左肩側から当たっていることにして、右肩側を影側にすることにしました。
そう決めておけば、最初に下地の暖色系の色を全身においた後に、右顔から右足までをざっと影側の色を置いて行くだけで、モデルの大雑把な形と陰影が出てきます。
あとは、明るい側の肩や乳房、腰や膝の骨格や詳細を描いて行くと手前に出てくるので、モデルの立体感や奥行きを表現することができます。
このモデルはカルチャーセンター時代には、いつも来ていただいた方でとても描きやすいモデルでした。