7月22日(月)
今日は、青い目をした人形の静物画をご紹介します。
2017年7月18日火曜日は、カルチャーセンターで水彩画教室でした。
この日は、レースのついた青い服に金髪で青い目をした人形と補色の関係にあるオレンジ色のやかん、白い円錐に本がモチーフでした。
主役は人形で、光は色々な方向から蛍光灯が当たっていますが、左側から主に当たっているということにして描き始めました。
人形の顔は左側からの光を受けて右側は影側として処理して瞳も影の中に溶け込んで描いてみました。
同様に、白いレースのエプロンも影側は細かいレースの模様を省略して影色と縦の皺の表現程度に留めました。
後ろにある本も表紙には英語の文字や人の顔が印刷されています。
でもあえて背景にあるモチーフなので引っ込んでもらう必要があることから、省略ぎみで描いてあります。
静物画は、テーブルや台の上など小さな空間を描くことになりますが、その中でも見る方に前後関係や光の当たり方、影で空間を感じてもらうように描いています。
実際には、そんなに明確な違いは無くても、あえて強調したり省略したり、曖昧にしたりするところがとても難しいところです。