8月26日(月)
今日は、頭に手を乗せた裸婦の人物画をご紹介します。
2014年、カルチャーセンターの裸婦のモデルは、いつもの方とは別のモデルが来られました。
台に紫の布をかけて座りポーズでしたが、右手を頭に乗せて、左足首を右腿の下に敷いていました。
相当に厳しいポーズでしたが、頑張ってポーズをとり続けてくれました。
さて、この厳しいポーズをどう描こうか。
8月23日(金)にご紹介した二つの胸像を描いた時のように、固有色に囚われないで、暖色から寒色まで幅広い色味を使って強い調子で描くことにしました。
光は左側から逆光気味で当たっていることにして、顔や右手は思い切って暗い色でシルエットだけの表現にしてモデルの厳しいポーズを強調するように描きました。
あの頃の私にとっては今までの描き方とは違った挑戦的な作品になったなと思っていました。