海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

鶴見区 「鶴見八景」の總持寺向唐門(むかいからもん)

ハガキに印刷

9月6日(水)
 今日は、鶴見区總持寺にある向唐門のスケッチをご紹介します。今回は、スケッチと言っても今から41年前の1982年に鶴見区役所で作成し市民向けに配布された「鶴見八景」という絵ハガキの中の向唐門の絵です。

 この絵ハガキの作成に当たって、当時の区長が鶴見八景の選定については区民の投票で選定したとあります。選ばれた八景とは一体どこだったのでしょうか。順不同ですがご紹介します。
1 獅子ヶ谷市民の森
2 三ッ池公園
3 新鶴見操車場
4 響橋
5 大本山總持寺
6 旧東海道と生麦魚河岸の朝市
7 大黒大橋とふ頭周辺
8 鶴見川
 これらの絵ハガキの元の絵は、区内在住の画家や学校の美術の先生などに依頼されたと聞いていますが、なぜか当時まだ20代前半の私にも依頼があったので、お引き受けしました。しかし、いったい何をどう描けばよいかわからず、何度も總持寺に足を運んで、いろいろな建物を見たり、スケッチしたり、妻と相談したり・・・悩んだ末に、やっぱり自分が総持寺で一番描きたいと思うものを描こうと決めました。そうすると自然と向唐門(地元では勅使門(ちょくしもん))に足が向いてスケッチしていました。
 高校では漫画研究会に所属していて美術部での本格的なデッサンや色彩の勉強はしていないので、漫画を描く時の丸ペンで下書きや細部の輪郭、陰影までつけてから、透明水彩で彩色して仕上げました。今とは全く違う絵ですが、「總持寺のハガキだけひどいなあ」と言われないように一生懸命に観察して描いていたな、とあの頃を懐かしく思いだします。