海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

箱根町 強羅公園のモミジ

アルビレオ AB-B3 透明水彩

12月20日(水)
 今日は、箱根町 強羅公園のモミジのスケッチをご紹介します。
 一昨日にご紹介した強羅公園のスケッチですが、一泊した翌日も、チェックアウトしたあとに、美術クラブの会員のほとんどは強羅公園まで歩いて、スケッチすることとなりました。
 到着した日は公園の高い位置からヒマヤラスギやモミジと背景に箱根の山々をいれた広々とした空間を描いたので、今日は逆に噴水池に続く階段わきの真っ赤に色づいたモミジを下から見上げて青空と透けて見えるモミジの葉との対比を描けたらいいなと思い、園路わきにイーゼルを広げました。数名の仲間たちも同じところでスケッチを始めました。
 透けるモミジの葉の表現方法として、ドライブラシ(Dry Brush)を用いてチリチリとした透け感を出そうと思ったのですが、水彩紙が細目なためにあまりうまくできませんでした。やはり、荒目でないと難しいなと強く感じました。
 一緒に描いている方たちにも、「ドライブラシは絵の具のついた筆の水気を切って描くことで、ガサガサとした質感を出すことができます。」などと説明していると、早速みんなドライブラシを試して描いています。慣れてくると簡単にガサガサ感を出せてとても便利な技法と喜んでくれました。
 ただ、私の絵では、それが上手く表現できずガサガサにもチリチリにもならず、細かいタッチだけが残る結果となってしまい大変焦って描いていました。