海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

グアム島 タモン湾から昇る朝日

ワトソン水彩紙 15㎝×10.5㎝ 荒目 透明水彩

7月2日(火)
 今日は、グアム島 タモン湾から昇る朝日のスケッチをご紹介します。
 2017年7月2日の朝、太陽はタモン湾に林立するホテル群の向こうからあがってきます。
 グアムに来ると、海に入ることが多いので気づかないうちにたっぷりと運動をしていて、夜はビールなど飲むとすぐに眠くなってしまいます。
 なので、朝は早く目が覚めて、とても健康的な生活になります。
 まだみんな寝ていますが、一人起きてきてベランダでスケッチ道具を広げます。
 今日は、夜明けを描こうとワトソン水彩紙のロール紙の端切れをはがきサイズに切ったものを持ってきていました。
 夜明けの空と雲と海の色は、刻々と色が変化していきます。

 下書きをしている時間も、F4サイズで描く時間もないので、いきなりはがきサイズの水彩紙にグレー調の色を雲の塊ごとに置いていきます。下の方は太陽の光で輝きだしているので、水でたっぷり溶いた明るいイエローを滲ませます。
 空は夜から朝に変わりつつあるのでやや暗めにして、雲の塊の縁を残して光っている様子を表現しながら塗っていきます。
 海は、太陽や雲を描くときに、一緒に滲ませながら色を置いて映り込みを表現してあります。
 最後に、もうあたりは明るくなってきていますが、画面がやや乾いてから対岸のホテル群と丘を暗い色で描いて行けば完成です。
 描き始めてから多分15分か20分ぐらいで仕上げていると思います。
 とにかく朝日も夕陽もとても動きが早いので、色の印象を覚えておいて、何をはっきり描いて何を滲ませて描けば良いかを決めておくと途中で迷わずに一気に描けると思います。