今日は、昨日の地区センターの教室で描いた赤べこと紫陽花の静物画を紹介したいと思います。赤べこは、福島県会津地方の郷土玩具で、赤には魔避けの効果があるとされていて、会津地方に1713年に天然痘が蔓延した時に、赤べこに黒い斑点を入れたところ子供がかからなかったという伝承もあるようで、古くから子どもの魔避けとして用いられてきたもののようです。
最近では、新型コロナウイルス感染症の終息を祈願して赤べこを購入される方も増えてきているとか。
いつの時代も、健康でありたいと願う気持ちは変わらないもので、何か具体的な目に見えるものにしておきたい。それが可愛らしい赤色のべこ(牛)であれば、人々の心も平穏を保てていられたのかもしれないなと思います。今日は、そんな、今の時代にも通じる赤べこを青い紫陽花とともに描いてみました。
