海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

長崎県 眼鏡橋

 

ワトソン紙 25㎝×17㎝ 厚口 粗目

7月11日(火)
 今日は、長崎市内の中島川に架かる石造二連アーチ橋である眼鏡橋(めがねばし)のスケッチを紹介します。
 眼鏡橋、調べてみると1634年に中国から来日して興福寺の2代目住職となった黙子如定(もくすにょじょう)が、中島川の氾濫のたびに橋が流失されてしまうのを見かねて、中国から石工を呼び寄せて眼鏡橋を建造させたと言われている日本初の石造りアーチ橋です。1960年には国の重要文化財に指定されました。
 実際に眼鏡橋に行ってみると、橋の上にいるとわかりませんが、離れてみると二連アーチが川面に映り、まさに眼鏡の橋に見えます。
 訪れた時の水量は少なくて、川面も穏やかでしたが、長崎のような坂道の多い土地では、今でも大雨が降ると川の洪水で石の橋でも流されてしまうようです。そんな中でも、この眼鏡橋は一部は破壊されたものの、すべて流されてしまうということはなく、半分は頑強に残っていたそうです。
 川沿いには柳や桜が植えられ、広い歩道とともに、散歩される人たちも多く、400年近くも地域の人々に利用され続けている橋に敬意を表してスケッチしてみました。