海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

長崎県 ハウステンボスの風車

 

ワトソン紙 F4 粗目 透明水彩

7月12日(水)
 今日は、長崎 ハウステンボスの風車のスケッチです。
 フラワーロードは、その名のとおり12月の冬でも、パンジーなどの色とりどりの花々でいっぱいでした。その向こうには見上げてしまう大きさの風車が回っています。
 オランダの風車は有名ですが、なぜ、風車がそんなに必要だったのか。その理由を知りませんでした。日本だと山と川が多いので水車になるのかなと思いますが、その用途は田んぼへの灌漑用水をくみ上げたり、動力を使ってそば粉をひいたりというイメージでしたが、オランダでは何のためだったのでしょう。
 調べてみると、オランダは海抜が低くて海水が流れ込んできてしまうため、海水を排出する動力として風車が活用されたとのこと。国土の1/4は干拓地で海面より低い土地、その土地を維持するためには最盛期には9000もの風車が回っていたそうです。
 国土を維持するための動力源としての風車と考えると、大変重要な設備だったのだなと思いますが、フラワーロードの花々の向こうで回っている風車は、のんびりしていて牧歌的なイメージそのものです。