海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

人物画(ヌード) デッサンとクロッキー

世界堂クロッキー帳 65㎝×50㎝ 

世界堂クロッキー帳 65㎝×50㎝ 

7月10日(月)
 今日は、美術クラブのデッサン会で描いた人物画(ヌード)のデッサンとクロッキーをご紹介します。
 デッサン会では、20分ポーズを2回、これを2ポーズ描くデッサンと、そのあと4分クロッキーを5ポーズ描きます。ご紹介するヌードは、2ポーズ目のデッサンとクロッキー2ポーズです。デッサン会では、毎回20人ほどのクラブ会員が参加していて、モデルをぐるりと取り囲むようにイーゼルを並べてみんな真剣に描いています。
 モデルはデッサンでは20分+20分間同じポーズをとり続けるので、比較的負担の少ないポーズをとってくれます。描き手側は、じっくりとモデルを観察して、体の向きや大きさ、長さを図り棒で計測しながら、画面いっぱいに、見えた通りに描いていきます。ポイントは自分の描いた線が正しいかどうかを自分で判断できるかです。どうしても自分の線は正しいと思いこむことが多いです。
 次に、クロッキーは4分間ポーズなので、モデルさんは体をひねったり、手を伸ばしたり、体への負担は大きいけれど、女性の体が綺麗に見えるさまざまなポーズをとってくれます。それは、まるで「このポーズ、ちゃんと描けるかしら?」と挑戦されているように感じることもあります。私たちの方も、モデルがそういうポーズをとっていただけるならと一層真剣に向き合って、パッと見た第一印象を手早く画面に描いていきます。描いている時は消しゴムなど使わずに、この線だと思う線をどんどん書いて行って、体全体を短時間で表現していきます。このため、手指や顔などは描けませんが、大きな骨格や関節、筋肉などを意識して、モデルの挑戦に応えられるよう描いてみました。