海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

人物画 浴衣を着る女性

ワトソン紙 F20 粗目 透明水彩

7月25日(火)
 今日は、浴衣を着た女性の人物画をご紹介します。
 先週の21日金曜日は、参加している美術クラブのデッサン会で浴衣をきた女性のモデルでした。うちわを持参されて浴衣の雰囲気がよく出ていました。
着衣の場合、着ている服の柄をどこまで描くかということが、いつも悩むところです。今回の浴衣の柄も、実際には淡い花や葉の柄が入っていて、とても綺麗で、涼し気です。
 ただ、私の描き方としては、まず体の骨格やボリュームを生地の皺や陰影を使って表現して、着衣の中にある体を含めて描いてから、最後に明るい面の柄を描きます。陰側の柄まで見えるからと言って描いてしまうと、しつこいかなと思います。また、描き方も、できるだけ簡略して、何か柄があるなという程度にしています。
 これは、人物画の場合には、描き手の私としては、見る方が、まず顔を見て、そのあと、からだ全体を見て、それから着ている服や持っている物、椅子などに目が移っていくと思っています。もちろん人によって見方も色々あると思いますが、だいたい、そんな順かなと思うので、私は柄は控えめで、優先順位は、顔や体全体に置いてモデルが醸し出す涼しげな雰囲気自体を描いてみました。