海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

広島県 原爆ドーム

ヴィファール水彩紙 F4 荒目 透明水彩

8月29日(火)
 今日は、広島の原爆ドームのスケッチをご紹介します。
 広島旅行の最後は、初めて訪問した原爆ドームです。
 原爆ドームは、もともとは広島県物産陳列館として1915年に開館され、戦時中から原爆投下時までは広島県産業奨励館と呼ばれていた建物でした。
 1945年8月6日8時15分に投下された原子爆弾の悲惨さを今に伝える建造物(被爆建造物)として、現在は広島平和記念碑(ひろしまへいわきねんひ)とも呼ばれています。
 初めて見た私たちは、写真や映像では何度も見たことはあっても、現物を目の前にすると言葉を失いました。また柵の中の建物の周辺や中には、今もいくつもの瓦礫が落ちています。
 暑い8月の日差しは、何もかも白っちゃけて見せますが、原爆ドームのレンガは今もやや赤みを帯びた黄土色で凛として建っているのが印象的でした。
 最後に、原爆ドームの近くにあるおりづるタワーで折り鶴を折って「おりづるの壁」に入れてきました。また屋上階の展望スペース「ひろしまの丘」に行って風が吹き抜ける心地よい体験をしながら、目の前に広がる広島の街が、70数年前の原子爆弾の爆発で大変な惨状となり、多くの人の命が理不尽に奪われたことを決して忘れないよう心に刻んでいました。