11月4日(土)
今日は、中区馬車道の明治と令和のスケッチをご紹介します。昨日の博物館の正面からのスケッチを描き終えて関内駅に帰る途中で、関内ホールの前まで来ると明治時代の馬車道の写真を焼き付けた銅板が壁に設置されていました。
そこには、あの横浜正金銀行本店(現:県立歴史博物館)がはっきりと映っていてまだドームも火災で消失しておらず、現在の博物館と同じ姿がありました。
急いで銅板を写真に撮ってから、今度は博物館まで戻って、同じ構図になる位置を探して写真に撮って帰りました。家に帰ってから、明治と令和の写真を見比べてみて、上下で分割して1枚の画面に入れてみたらどうだろうかと思いつきました。
早速、中央で分割して、まず明治のスケッチから始めました。が、色彩がよく分かりません。インターネットで色付きの絵ハガキを探して参考にしました。
ただ、水彩画で描くためにはイメージを相当に膨らませて、多分こんな色彩ではないか、と思いながら描く必要があります。令和のスケッチでは、明治の人たちの配置に合わせて、これもイメージを膨らませて現代に置き換えて配置してみました。
100年以上前の風景と現代の風景を一枚の画面におさめてみると、どちらも大人も子供もその町で生き生きと生活している様子が見えてきてとても楽しい絵になったなと思いました。
ただし、公募展では評価されなかったようです。