10月26日(木)
今日は、東京都大田区の多摩川河川敷のスケッチをご紹介します。
5年前の10月のカルチャーセンター水彩画教室では、先生の撮影された写真をもとにスケッチをします。
この河川敷の写真は、秋深くなってススキの穂が白く光っている広々した河川敷の草むらとその向こうに広がる川崎市のビル群の対象がとても面白いと感じました。きっと先生もそんな点が面白くて撮影されたのではないかと思いました。
一番手前の草むらは滲みだけにして、小川を挟んだススキと木立は強い色で具体的に描きました。その後ろの草むらはザックリと描いて、背景のビル群は傾いてきた太陽に浮かぶシルエットだけの表現で描いてみました。
実際の景色を見ていないで写真だけで描くことはNGと言われる方もいますが、写真を撮られた方が何を撮影したかったのかを描く側が想像しながら、自分なりに主役を決めて、省略を加えながら描いてみるというのも勉強になるなと思いました。