10月22日(日)
今日は、お台場のコンテナふ頭のスケッチをご紹介します。
以前に通っていたカルチャーセンターでは、実際のスケッチには行けないので、先生が撮影してきた何枚もの写真から好きな風景を選んでスケッチします。
しかし、6年前のこの時は先生から「このコンテナ船の絵を描いてみれば。コンテナの様々な色がモザイクになっていて、どう表現するか、面白いと思うよ。」と勧められました。
実際に描き始めて、確かにコンテナのひとつひとつを細かく描きわけるのか、それとも色彩を複雑に滲ませて、部分的にはコンテナであることが分かるように具体的に描くけれど、他のほとんどは具体的には描かずとも、コンテナ船とわかるように表現してみる。という省略を取り込んだ方法にチャレンジするか迷いました。
が、結局はいつもの手前のコンテナ船とガントリークレーンは詳細に描いて、背景のビル群やフジテレビの社屋は、省略気味に描いて後ろに下がってもらう。という感じでしか描けませんでした。
今でも、見えるものはできるだけ描きたくなってしまう衝動があり、主役と脇役の関係を省略という手法ではっきりとさせる。あるいは主役であっても省略した表現で、見る人には想像をして観てもらう、というような表現をしたいなと思っていますが、これが中々難しいのが現実です。