1月6日(土)
今日は、中区 三渓園の観心橋と三重塔のスケッチをご紹介します。
昨日、ご紹介したスケッチ会では、作画が終わるとその場で参加者の作品を持ち寄り、並べて一人づつ説明をして絵に関する意見交換を行います。
私の作品でもいろいろな意見が出されましたが、自分でも強く思ったのは、
①三重塔を強く描きすぎて前に出てきていること。
②背景の山のタッチが残りすぎてうるさく感じること。
③背景の山にオペラ(ピンク色)を使いすぎて紅葉と言うより桜の季節に見えてしまうこと。
④背景の山と手前の松との距離感が明確になっていないこと。
の4点の課題でした。
そこで、今日ご紹介する絵は、昨日の三渓園の絵を手直ししたものをアップさせていただきます。
これらの課題を改善するために、まずは、三重塔と背景の山を水を含ませたナイロンブラシで擦るとある程度は絵具を取ることができます。その後ティシュで水分を抑えよく乾かしてからもう一度、絵具で塗っていきました。
水彩絵の具は塗り重ねる足し算だけではなくて、絵具を取る引き算も可能な画材です。何度もやると紙が傷んでしまいますが、1度か2度なら十分にできると思います。
今回のような「あれ、おかしいな」と思ったときは、やり直してみるというのも方法の一つです。