海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

人物画 椅子に座る外国女性

アルッシュ F15 荒目 透明水彩 

9月29日(金)
 今日は、椅子に座る外国女性の人物画をご紹介します。
 人物画を描くときは、教室内のいくつもの蛍光灯で照らされているため、屋外で描くのと違って光と影が明確にはなりません。
なので、モデルのこちら側から光が当たっている、ということにしよう。と自分で決めてから色を塗り始めます。そうすることで、人物や空間を立体的に見せたり奥行きを感じてもらったりできると思っています。
 今回は、やや逆光気味に見えたので、モデルの向こう側から光が当たっていることにしました。このため左を向いているモデルの顔や上半身の左側は影の中に入っているので暗く彩色しました。
 ただ、今見てみると、左手の肘から先と左足の腿のあたりは、結構明るい色で描いています。実際にモデルより手前側にある蛍光灯で明るく照らされていたのだと思います。
 どこまで、画面の中で脚色を入れるのかは描き手次第なのですが、やはり見えるものは、見えるとおりに描きたくなってしまうものです。

 でも完成度をあげるためには、画面の中で再構築をして、もっと暗い色を入れて、光と影を意識した全体に統一感のある絵の方がインパクトがあったなと振り返って思います。