海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

人物画 ディアンドルを着る女性

ワトソン紙 F15 荒目 透明水彩

8月12日(土)
 今日は、ディアンドル(ドイツ南部のバイエルン地方などの民族衣装)を着る女性の人物画をご紹介します。
 一昨日の10日は美術クラブのデッサン会に参加して、ディアンドルという赤と緑の補色対比が鮮やかな衣装を着たモデルを水彩で描きました。
 人物を描くときに、私が一番最初にやることは、立っていても座っていても体の上下の中心はどこかを竹ひごの測り棒で計測して、それを画面に決めて、そこから頭や足先の位置などを決めます。また左右の中心も測って決めて画面全体のどこからどこまでに対象の人物が入るのかを決めていきます。
 そうすることで、描き始めてから、あとで体がはみ出してしまうとか、スペースが余ってしまうとかが無いように思った通りの配置(構図)を決めることができます。
 配置を決めるときに、影も含めて決めるようにしています。なぜなら、影も画面を構成するうえで重要な要素なので、影が入らないということが無いようにしています。今回のディアンドルの女性は、頭の上にスペースを空けて、それより少し広い幅で影の下のスペースを作ってバランスを取りながら描きました。