海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

人物画 普段着の外国男性

ワトソン紙 F15 荒目 透明水彩

10月3日(火)
 今日は、普段着の外国男性のデッサン画をご紹介します。
 先月の美術クラブのデッサン会では、背の高いおそらくフランスの方と思われるモデルの水彩画デッサンを描きました。
 男性で髭を蓄えている方だと、顔の大きさが実際よりやや大きくなってしまうため、全体のバランスを崩しやすくなってしまいます。
 デッサンをするときは、図り棒という竹ひごを使って、腕をピンと伸ばして片目で長さを計測します。例えば、膝から下の足の長さは顔の長さの何個分だとか、肩幅はどうかとか、私は顔を基準にすることがよくあります。とりあえず、あたりを付けながら全体を描いてみて、あとで正しいかを計測して確認していくという作業になりますが、顔が大きいとあたりを付けた全体像と実際の計測結果にずれが起きやすくになるように思います。
 このモデルさんの場合は足が短くなってしまい、足を計測どおりに伸ばしてみると、上半身の長さと合ってないような錯覚が起きてしまい、でも上半身を図ってみると修正の必要がなかったり、といろいろな矛盾を整理しながら、構図を決定していきます。
 なので、構図が決定したらもう絵はほぼ完成したような気分になって、後は見た通りに絵具を置いていくだけで完成です。