10月28日(土)
今日は、中区の横浜税関のスケッチをご紹介します。
10年近く前になりますが、私が勤務していた病院の定期刊行物の表紙を依頼されて、さて何を描こうかと考え、横浜らしい景色にしようと思いました。
ただ、いわゆるみなとみらいのビル群が横浜らしいかと言うと、私としては、もう少し歴史を感じられて落ち着いた雰囲気にしたかったので、横浜税関をスケッチすることにしました。
横浜税関は、関東大震災で旧庁舎が倒壊焼失したため、帝都復興事業の一環として1934年に完成しました。本関庁舎は緑青色のドームがシンボルで「クイーンの塔」として親しまれています。神奈川県庁本庁舎(キングの塔)、横浜開港記念会館(ジャックの塔)とともに「横浜三塔」の一つに数えられています。
スケッチは人生の大先輩の方と一緒に大さん橋のぞうの鼻の先端で描きました。
横浜税関の前にはゾウの鼻パークが整備され、観光船などの船溜まりもあります。横浜開港の歴史を感じられる表紙になってくれればいいなと思いスケッチしていました。