海の風来坊のお絵描き教室

 水彩画スケッチなどの紹介ブログ

花束を持つ女性

ワトソン紙 F20 粗目 透明水彩

6月14日(水)
 今日は、4月に教室のデッサン会で描いた人物画を紹介します。人物を描くときは、いつも、頭、胸、腹、臀部、手足などがそれぞれちゃんと繋がっていて、関節で曲がるようになっているか、服をちゃんと着ていて、服の中に体が入っているか。など、見えたままのモデルさんをただ、描くというよりは、ブラウスの透け感を利用して関節を表現したり、スカートのしわで、腰回りから腿のボリューム感を出して、スカートの下から見えている足に繋がって一体のからだとなっているように描いているつもりです。
 でも、一番大切なのは、血が通っている生身の人間になっているか、だと思います。皮膚の下の血管が透けて、人の肌はピンク色にも茶色にも赤にも見えてきますが、いわゆる肌色をした人形のような人というのはいません。だから、きちんとモデルさんの肌を観察して、生きている人間に表現できているかに十分に気を付けながら描いています。